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Nコン 2009

先日、今年度のNHK全国音楽コンクール(通称:Nコン)の課題曲が発表されました。

テーマ 「ジャンプ!」

小学校の部 - 「ここからいちばんとおいところ」、「夢の太陽」(同声2部合唱)
作詞:覚和歌子 作曲:千住明

中学校の部 - 「YELL」(混声・女声3部合唱)
作詞・作曲:水野良樹(いきものがかり) 編曲:鷹羽弘晃

高等学校の部 - 「あの空へ~青のジャンプ~」(混声・男声4部合唱、女声3部合唱)
作詞:石田衣良 作曲:大島ミチル







いやー興味深いラインナップになったと思います。

まず、小学生の部。
作詞の覚さんがどちらか選んでくださいと千住先生に2つの詩を出したところ
千住先生はりきって2曲作曲。
結果、小学校の部の課題曲は2曲からの選択制で、
これは1989年第56回大会以来20年ぶりとなるそうです。
曲に関しては「ここからいちばんとおいところ」の方が好きかな。
でも音の運びが難しそう。
小学生だからといって容赦しない千住先生カッコ良過ぎ。
もちろん「夢の太陽」もいい曲ですよ♪

次に中学生の部。
この部門は昨年、アンジェラ・アキが神曲を生み出してしまったが故に
いきものがかりがどういう出方をするのか楽しみでした。
今年のテーマが 「ジャンプ!」 ということもあって
「気まぐれロマンティック」のような明るい曲調かと思ったら
しっとりした曲で予想を裏切られる。

そして最初にNHKの歌番組で、聖恵ちゃんが「YELL」を歌ったのを聞いたときは
どのように合唱曲になるのか想像できませんでした。
しかしながら、編曲された合唱バージョンを聞くと
本当にステキな合唱曲に仕上がっていたのです。(鷹羽先生さすが!)
ダブルで予想を裏切られることに。

作詞作曲をした水野さんは、この曲を作るにあたって、
「1つの道を選択することは、もう1つの道が無くなる」ということに
思いを巡らせていたようです。
何かを選択してその道へ進むことは本当に怖いことだけれど、
それを超えて未来へジャンプする、大人でも難しいことですね。
ともかくステキな曲です☆

そして、小学校の部の覚さんも中学の部の水野さんも偶然にも共通して
「ジャンプすることは怖いこと」という世界観の歌であったことが印象的でした。

最後に高校の部。
合唱の途中に自由にスキャット(手拍子、フィンガースナップも可)を
入れる場面があるという斬新さ。
これ未知の世界!
「天使にラブソングを」のように1、2人前に出て自由にディーバ的に歌ってもいいらしい。
千住先生が感想で「自由であることは不自由であること」と言っていたように
曲を作り上げるのも審査も非常に難しいのではww

石田衣良の作詞に関しては、、、、うーん。
歌詞に周りの大人に対して自分の未来が本当に見えているのと
問いかける部分があります。
でも高校生にもなったなら、人に色々言われても
自分の未来は自分で見ろよ!と思ってみちゃったり。
もちろん大人に、あれ言わないで、これ止めないでと憤ることもあるだろうけど
もっとその先、内側にある自己を探し見つめる言葉が欲しかった(笑)
大人への反抗=自分の未来ではないのではないかと。

中学課題曲が、自分を生き、孤独にも未来へと向かっていく姿が
描かれていた分だけちょっと残念。。。

でもこの高校課題曲はステージで披露したら絶対に華やかになるし
色々な学校の個性ある演奏に期待です♪

長々と書き連ねてきましたが
最後まで付き合ってくださってありがとうございました☆



by audrey07 | 2009-04-04 21:36 | 音楽

沖縄旅行記を作成中。
by audrey07
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