カテゴリ:本( 2 )




天国はまだ遠く / 幸福な食卓

天国はまだ遠く
瀬尾 まいこ 新潮社





23歳の千鶴は、仕事も人間関係もうまくいかず、
会社を辞め、死ぬことを決意する。
辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むが、死に切れなかった。
自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの優しさと大自然に癒されていく。

加藤ローサとチュートリアル徳井さんのキャストで映画化してるみたい。

内容はなかなかファンタジー??
あまり理詰めで、つじつまを合わせようと考えないで
読むのがいいと思う。

主人公はおおらかな村人や大自然に囲まれて
充足した日々を過ごすが、
自分の居場所がそこにないことに気づき、
都会へ帰っていく。

あと1ヶ月ここで暮らしたら、もっと確実に田村さんを好きになって
ここにいる意味を見つけられたかもしれないと
思いながら去っていくところが、乙女チック。



幸福な食卓 (講談社文庫)

瀬尾 まいこ / 講談社



「父さんは今日で父さんを辞めようと思う。」
この宣言から始まるけれど、
普通は、色々なことを辞めたいとか投げ出したいとか思っても
それはできない葛藤の中で
みんな生活をしているのに何だかなぁ・・・。

物語で起きていること、主人公の佐和子を始めとする
登場人物がやたらと健気だけれどそんなものなんでしょうか。

けれども、「気付かないところでいろいろ守られている。」
という言葉にはうっっとなる。
(鯖のエピソードはどうかな・・・)
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by audrey07 | 2008-11-20 12:26 |

プラナリア / 絶対泣かない

プラナリア
山本 文緒  文藝春秋

現代の無職をめぐる心理を描いた短編集。直木賞受賞作品。



表題作 プラナリア

乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく
「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。
そんな自分に疲れ果てるが、出口は見えない・・・という話。

主人公のひねくれぶりが切ない。

周りが病気は終わったことなんだからという空気でも、
まだ自分にとって終わってないよーとふて腐れているような姿、
露悪的に病気をネタにし、病気をアイデンティティだと
言えば言うほど、どつぼに嵌まる、
自分自身に何の疑いも持っていない人に対するシラけた気持ち、

そのどれもが、ひねくれている自分を自覚してどうにかしなきゃと
わかっていてもできない苛立ち、やるせなさに繋がってきて胸が痛いです。

プラナリアの話に初めて出会って何年も経ったけれど、
未だに色々ハンパねーと思うときに読みます。

他に、“囚われ人のジレンマ”の話もいいですよ。



絶対泣かない
山本 文緒   角川書店

15の職業につく女性それぞれついて書かれた小説集。



一つ一つの章を読んで、話全体がいいというより、
いいなって思う言葉があって、それを拾ってくる感じ。
正直、現実はもっとパねーよというのが感想です(笑)

その中でもよかったのは、フラワーデザイナーの章と看護師の章??
疑問に思う部分もあるけど。
仕事の厳しさとか自信とかについて考えさせられる・・・かな。



山本文緒はこの2作しか読んでないけど、
代表作「恋愛中毒」を読んだことがない私は失格かしら(涙)
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by audrey07 | 2008-09-16 18:44 |

沖縄旅行記を作成中。
by audrey07
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